MENU

研修マニュアル

Prego研修マニュアル

Prego研修マニュアル

目次

ビノスの経営理念

~美容師の人生を豊かにする~

私たちPregoではスタッフひとり一人の「豊かさ」を大切にしています。

「豊かさ」とはいつでも「幸せ」を感じられる余裕のある状態。

人生を豊かにすることが、幸せな人生のために必要なことだと言えます。

本来「幸せ」は身近なところにありますが、従来の美容師の長時間拘束、少ない休み、休みづらさ、安い給料など、心に余裕がない時には感じずらいもの。

そして体も心も疲弊して、せっかく出会えた好きな仕事を辞めてしまう人が多いのが現実。

私が思う「後悔の少ない豊かな人生」に大切なことは、

  • 好きな仕事ができている。苦痛ではない。
  • プライベート優先可能な時間的余裕がある
  • 一般的な水準の給与がある

だと思います。

お金があるに越したことありませんが、まずは一般的な収入があれば時間の方が大切です。

実際、たくさん稼いでいても日々時間に追われ、幸せを感じられていない人も多くいるからです。

仕事は人生の大半の時間を費やす活動ですが、それだけが人生ではありません。

好きな仕事を長く続けながら、大切な人や行事を優先して人生を豊かにしてほしい。

そんな想いでPregoを運営しています。

経営方針

理念をもとに掲げている方針。


誰もが業界水準以上の
時給と休息を得られる仕組みを作る

一人の売れっ子スタイリストに依存した経営ではなく、ブランクがあっても、技術に自信がなくても一定の売り上げまでは必ず達成できる仕組みです。

仕組みと聞くと、

「言われたことしかできない」

と思う人もいますがそんなことはありません。

  • 集客しやすいコンセプトづくり
  • リピートしやすい状況づくり
  • 単価が必ず上がる状況づくり

会社側が集客段階からこういった成果に結びつく仕掛けを作ることや、その仕掛けを動かすためにスタッフが最低限実行すること。これらが矛盾なく繋がりあっているのが仕組みです。

Pregoでのスタッフの仕事

このようなイメージ。

最低限というのは、会社側で定められた必須業務のこと。これをやらなければ仕組みは回らず、「誰もが」という部分の成果に結びつきません。

この業務以外は自由な仕事ができます。
※サロンが提供していないメニューを提供するなど、方針と異なることは不可

Pregoの仕組み

Pregoの仕組みを解説します。

STEP
集客
  • ターゲットを大人女性に絞る(30代以降全女性)
  • 大人女性が求める価値を強みとして打ち出す
  • 特化することで期待となり新規集客しやすい
  • 期待→提案を真剣に聞いてくれる→美容師のやりがいが満たされる(専門店のように同じ仕事の繰り返しではない)
  • 特化することで他ない価値=単価が上がる(スタッフに単価アップの営業をさせない)
  • 単価が上がることで短時間労働でも給与へ反映できる
  • 特化することで少ない練習時間で成果が出る。毎日遅くまで残る必要はない。

集客段階からすでにこのような仕掛けが出来ている。

これが、「誰もが」「十分な休み」を取りながら「成果を出せる」仕組みの根幹。

ただし、以下のstepにある価値の提供(必須業務)が実行されなければ叶わない。

STEP
価値の提供(必須業務)

お客様は集客段階で「あなたにとってこういう価値を提供します」と約束したことに期待して来店する。

仕組みは歯車のようなもの。

この約束した価値の提供が無ければ仕組みは動かず、その先はない。

そしてこれは会社側ではできず、直接お客様に接するスタッフにしかできない。

だからPregoでの一番重要な仕事(必須業務)としている。

この仕事は完全にマニュアル化され、ツールも用意。

営業が苦手でも誰でも簡単に実行できるように準備されている。

Pregoが約束している価値

  • 大人女性の髪の悩み改善メニューの提供
    今まで改善されなかった悩みを改善します。
  • オーダーメイドカウンセリング
    親身なカウンセリングで話下手でも最後まで伝えられるようにします。
  • 髪や生活に則した提案
    予約メニュー以外の髪のお悩みも齟齬相談にのります。
  • 会話への配慮
    気を遣わせるような無駄な世間話はしません。
  • 細かいカルテ管理
    あなたの髪の専門家になります。
  • 髪と頭皮に優しい商材
    繰り返す施術の頭皮負担による髪の将来を守ります。

詳細は別マニュアルに記載。

STEP
次回予約

カウンセリングでじっくりお悩みを聞き、提案もしているからこそ最適な次回の来店日を提案できる。聞き入れてもらいやすい状態になる。価値の提供がおろそかでは成り立たない。

  • 次回予約率こそ必須業務遂行度合いのバロメーター
  • 次回予約を提案することまでが「あなたの髪に責任を持ちます」という意思表示。
  • 次回予約を取ることで〈周期の伸び〉、〈失客率低下〉になる。

提供価値の詳細

まず、美容師が提供する価値についての誤解からはなします。

技術力だけが価値じゃない

これは多くの美容師が誤解している事。

もちろんあるに越したことないが、何に対して価値を感じるかはお客様が決めること。

どんなに技術がうまくても、ズレたものを提供しては何の価値も感じない=料金が高く感じる。

そもそも、お金は価値との引換券なだけであり、仕事というのは価値とお金の交換作業だから。

そして技術力というのは、長い練習期間を必要とする。

それだけを価値としてしまうと、限られた人しか提供できない。

だからPregoでは、

  • ターゲットが欲している技術力以外の価値の発掘した
  • マニュアル化で誰もが短期で習得可能なものにした
  • 美容師としてやりがいのある仕事にした

このように価値を見出し、設定した。

前述した提供価値の内容で技術力に依存したものが少なかったのはこれが理由。

「こういうの求めていた!」

というのがその人にとっての価値。

中間層の上手いか下手かの基準はあいまいで、同じ技術力同士でもお客様が求めている価値を提供されたかどうかで感じ方は変わる。

求めている人に対してマッチングさせれば、技術力だけに依存する必要がない。

人生の多くの時間を、手探りな修練に費やす必要がなくなる。

Pregoが提供する価値の詳細

お客様のどんな想いに対して、どういう価値を用意しているかを説明。

各種マニュアルは別途用意。

1.大人女性の髪の悩み改善メニュー

①Pregoオリジナル髪質改善エステ

  • 年々艶がなくなり、パサつき、うねりも出てまとまりづらくなってきた髪を改善。
  • 今まで髪質の変化を相談してもストレートの提案ばかりで諦めていた方に対してのメニュー。
  • ただでさえボリュームが気になる痩せた髪へのストレートは余計ペタッとするし、毛先が不自然になるし、そもそもストレートヘアにしたいわけじゃないというズレがあった。そのような方が共感するポジションのメニュー。
  • 髪質改善はサロンによって全然違う。中には縮毛矯正と変わらないものもありお客様は余計混乱する。Pregoは真っすぐにする目的ではなく、癖を弱め、艶とまとまりを与えるものとして違いを明確に打ち出し共感を得ている。

白髪ぼかし

  • 「白髪は明るめでは染まらない」という美容師との差別化メニュー。
  • 明るくしたいと言っても「いつも暗くされる」というお悩み改善。
  • 世の中の「白髪ぼかし」や「脱白髪染め」はダブルカラーが基本の中、Pregoでは1回でできる方法。名前は同じでも全くの別物。

トップふんわりパーマ

  • 全体的にパーマをかけなくてもトップの根元をふんわりできる。
  • 自宅での再現性高い
  • 通常のパーマではできないつむじの割れも解消できる。

マイクロバブル

  • 何から始めていいかわからない育毛ケアが手軽に出来て効果的。
  • 育毛ケアを相談すると必ず育毛剤を進められて終わり。「もっと根本的なケアをしたい」という方に刺さるメニュー。
  • 抜け毛や髪痩せ予防ができる。
  • 残留カラー除去ができる。
  • 静脈瘤も改善する血行促進効果
  • シャンプーで落とせない毛穴の奥の汚れが洗浄できる
  • 顔には美容効果でアンチエイジング

部分ウィッグ

  • パーマでボリューム出しても毛量的に無理な方へのご提案
  • 分け目の白髪がすぐ気になる方へのご提案

メニュー名のリンクはHP専用ページに飛ぶので詳細はそちらで確認。

2.オーダーメイドカウンセリング
  • オリジナルのカウンセリング用紙をもとに綿密なカウンセリングをしてくれる。
  • 素人表現を汲み取り親身に最後まで話を聞いてくれる。
  • どのスタッフに当たっても同じようにカウンセリングしてくれる。
    →カウンセリングが苦手でもマニュアルに沿って質の高いカウンセリング可能。

うまく表現できずいつも100%伝えられない。
表現する単語が間違っていたら恥ずかしいと思ってうまく言えない。
うまく言えないでいると途中で「こういうことですね」と遮られて最後まで伝えられない。

このようにカウンセリングを苦手とするお客様はたくさんいる。

Pregoではそのような人も「ちゃんと最後まで伝えられます」と約束をすることに価値を置いている。

3.会話への配慮
  • 髪の話以外で積極的に話されることがない。
  • 美容室でのどうでもいい会話に疲れている大人女性のために。
  • 話す内容にはマニュアルはなく、お客様のサロンでの過ごし方を尊重するために必ず守るべき心得。
  • お客様からの会話は楽しみ、自分の話ばかりせず聞くことに徹する。
4.悩みに即した提案
  • 髪質やライフスタイルに合った提案を必ずしてくれる。
  • 予約したメニューのことだけでなく、今抱えている髪の悩みも聞いてくれて提案してくれる。
  • 家でのケアやレベルに合ったスタイリング方法も丁寧に教えてくれる。
5.細かいカルテ管理
  • 好みや目標だけでなく個人的な情報も覚えてくれている。
  • 今までのスタイルを全て覚えてくれている。
  • 前回と一緒のスタイルもちゃんと再現してくれる。
6.髪と頭皮に優しい商材
  • 髪の将来が気になる年頃だからこそ、不安なく施術を繰り返すことができる安心な商材を取り揃えてくれている。
7.その他の環境(約束事として打ち出してはいないが)
  • やかましくない適度な音量で落ち着ける音楽が流れている。
  • 清潔感がある
  • 担当だけじゃなく周りにもうるさいスタッフがいない

仕組のまとめ

Pregoの仕組みは「ゆとりある時間」と「業界水準以上の時給」を得るためのもの。
  • 集客段階からのマッチングでリピート向上→成果
  • 特化型による高単価で短時間営業をカバー
  • 来店目的が明確=習得技術が明確
  • 習得技術の限定=練習時間削減
仕組みを動かすのスタッフにしかできない

動かなければスタッフとの約束を会社は果たせない。

価値提供は技術だけではない

髪の悩み、美容師に求めるもの、ターゲットのお客様の心情を考えて用意されているのがPregoの提供価値。技術だけではどんなに磨いても満足させることは出来ない。

価値の提供は予約されたメニューに対してだけではない

年齢を重ねて増える髪の悩みは一つではない。誰もが白髪、髪痩せ、髪質の変化、ボリュームに悩み、重複している。来店時の予約メニューだけが悩みではない。

  • 必ずカウンセリング時に聞くこと(問診シートに記載される)
  • 施術中の会話で髪の悩み関連のキーワードが出たらにかけること
  • 拾い上げた情報は漏らさず、略さずカルテに入力すること
自己流はマニュアルのあと

マニュアルを自己流に変えないこと。自分のやり方はマニュアルを全て実行したらコンセプトの範疇で行える。仕組の破綻防止のため。

仕組みは利益追求だけでなく美容師本来のやりがいも考えられている
  • 特化はしているが毎日同じ作業の繰り返しである専門店とは違う
  • マッチングにより、聞く、提案できる状態で来店されるお客様。親身に聞いても「ハイハイ」とならない、まじめに提案してもちゃんと聞いてくれる。

メニューや商品の提案が苦手な方も完璧にご案内できる暗記不要のマニュアルも用意。他のマニュアルも全て別途用意があるのでそちらを参照。

連絡のやり取りについて

bandというアプリを使用。

LINEはプライベートで使用しているものなので分けている。

可能な限り早く既読、返信

Pregoではミーティングがほとんどないため。

「既読をつけたら返信しないと…」で、既読を後回しにしない。早く伝達したい場合伝わらないから。

伝わればいいだけの内容なのか?
何か意見を求められている内容なのか?

は読まないとわからない。

読める時に読み、「〇〇について了解しました。」で済むのであればすぐ返信して終わる。

少し考える必要のある場合は、「時間のある時に考えて返信します」と送ればOK。

そうすれば送った側は伝わったということが認識できてコミュニケーションが円滑になる。

私生活に支障をきたさない程度で可能な限りで早く既読、返信をお願いします。

返信内容について

「了解しました」だけではなく、「何をどうすることを了解しました」と読んだことがわかるように返信。

読まずに「了解しました」だけ入れて、後日全然理解していなかった方も過去にいたため。

ミーティング無しでもスムーズに仕事が回る仕組みのためにお願いします。

休みの日の返信について

休みの日でも既読、確認だけは早めにお願いします。
返信は自由。その代わり休み明けにはすぐに返信をお願いしています。

メッセージを送る時間について

緊急時を除き7時〜22時まで。スタッフ間でもこれを守ること。
お互いのプライベートを守るためです。

サロンの備品について

サロンで用意しているもの

  • ドイヤー
  • ダックカール
  • ストレートアイロン
  • コテ
  • バリカン
  • トリマー
  • ワゴン
  • ミラー
  • スプレーヤー

などの用意はあるので自由に使用可能。自分で用意しても構いません。
トリマーは自分用のがあるとその都度探さなくて便利です。

心がけてほしこと

使い方が荒くよく壊れる店舗は全て個人の私物で対応に切り替えます。連帯責任になりますので気をつけましょう。

高価な機材は故障するだけで修理費用も高い。特に壊れやすい以下のことに注意して大切に使用してください。

【コード類の扱い】

断線による修理が一番多い。

  • コードを抜く時には付け根を持って抜くこと
  • コードを束ねる時はぎゅうぎゅうに小さく結ばないこと
  • 使用時にねじれていたら直して使うこと

【一時的に置く場所は落ちない安定した場所に】

次に多いのが落として故障するケース。

来客時や電話で慌ててドライヤーやアイロンを不安定な場所に置くため。

特に忙しい時は無意識になるため気をつけましょう。

【定期的な清掃を行うこと】
こまめなメンテナンスで長く使用できます。
営業後の掃除の際に一緒に行うこと。

  • ドライヤーのフィルターの清掃
    • たまり過ぎると故障
    • 営業中の焦げ臭さ防止
  • バリカン、トリマーの清掃、オイルをさす
    • オイル切れは音がうるさく、騒音になる。
    • 動作が遅くなり毛が引っかかって痛い。不快。
  • マイクロバブルの本体
    • 常にピカピカにしておくこと
    • 洗浄を目的とした機械が汚いのは不自然
  • ブラシに絡んだ毛
    • 定期的に毛を取るように
    • お客様からも見えている

サロンワークについて

1日の流れと気を配ること

出勤

オープン20分前までに出勤。

9時オープンであれば8:39分まで、8:40から遅刻扱い。

遅刻は3回で5千円の罰金。回数のカウントは月ごとではなく累積。

開店準備

【汚れ、ホコリの清掃】

お客様目線で見えるところにある汚れやほこりは気づいたときに清掃。

【タオル】

乾燥器から取り出したタオルは畳む際にしっかりとバサバサやって畳むこと。理由は乾燥機の場合ホコリが残り、お客様の洋服について、結構目立って取りづらいため。

※もしお帰りの際に付いていたら必ずコロコロで取って、顔の毛、首周りの毛、ほこりが完全にない状態でお見送りして下さい。

【ホットタオル】
  • 予約状況+αで作る。
  • 出勤後早い段階で準備する。オープンしてすぐ使う場合もあるため。ぬるいとがっかりされてしまう。楽しみにしている方は多い。
  • やや硬めに絞ってからウォーマーに入れる。
【鏡】
  • 基本的に閉店時の片付けで綺麗にしているはずですがオープン前は確認作業をする。
  • 一点の曇りもないか確認する。
  • セット面の鏡はお客様目線(座って)で見て、一点の曇りもないように綺麗に拭いてください。見る角度を変えながら見ないと汚れが見えません。
  • 仕上げ用の手鏡も同じように曇りがないか確認。

▶︎綺麗になったお客様を写す鏡は、サロンワーク中でも常に綺麗を保つように心がけてください

【入口】
  • 店の前を掃く。
  • 入口のマットを綺麗にする。
  • ガラス面を外と中から固く絞ったタオルで綺麗に拭く。筋が残らないように。


閉店の片付け

【床】
  • 客待ち、受付内も含めすべての床の隅々まで綺麗に掃く。
  • カラーやパーマ液のシミも気づいたときにすぐ落とすこと。激落ちくんで力強く念入りに擦れば落ちる。蓄積すると大変なので毎日行うのがベスト。
【鏡】
  • セット面の鏡はお客様目線(座って)で見て、一点の曇りもないように綺麗に拭く。見る角度を変えながら見ないと汚れが見えないので目線を変えて確認すること。
  • 仕上げ用の手鏡も同じように曇りがないか確認。

▶︎鏡は綺麗になったお客様を写すもの。サロンワーク中でも常に綺麗を保つように心がけてください

【セット面の椅子】
  • ステンレス製の土台は汚れていなくても毎日乾拭きで磨く。ピカピカであるべき部分が曇っているのは汚れて見えるため。
  • 土台の柱部分も同じく拭く。
  • 椅子全体は水拭きで拭く。特に背もたれの上面(天井を向いている狭い部分)は、ワックスのついて手で席を回す時に触るためべたついて艶が無くなってくる。
【シャンプー台】
  • 排水溝の周りにこのような水垢がたまらないようにする。少しでもあったら激落ちくんでよく擦れば落ちるが、ここまで蓄積すると落ちなくなるので毎日の掃除で気を付ける。
    ※掃除後にこの淵に水がたまり自然乾燥して起きるので、タオルで拭きとっておく。
  • 水栓コックの付け根も同じようになるので綺麗に。
  • シャンプーボウル内部は掃除できているようで黄ばんでいる。一度激落ちくんで一か所強くこすって白くなるようであれば全体綺麗にする。
    ※白いものが黄ばんでいると不衛生に見えるため。毎日見て見慣れているスタッフと初見のお客様では感じ方が違うので注意。
【セット面】
  • テーブル部分は水拭きで綺麗に拭く
  • 引き出しがある場合、内部の隅の毛が取りづらいのでしっかり取る。毛が残っているのは次の方が気持ち悪い。
  • 飴のトレイ内部に毛が入ってないかも確認すること。
【壁】
  • 壁の汚れも激落ちくんで気づいたときに落とす。
  • カラーの場合、早い段階なら激落ちくんで落ちるが、無理ならコットンにハイターをつけて翌朝までつけておく。(白い壁でクロスの場合に限る)
  • シザーや加温気が当たって汚れが付く場合もあるためサロンワーク中も気を付ける
【トイレ】
  • トイレの洗面台もこうならないように掃除する。水が残る部分はふき取って終わる。
  • この写真は洗面ボールも汚い状態。シャンプー台同様ボール内も毎日綺麗に。蓄積すると後で大変です。
  • 便器の淵の裏側も綺麗に。においの原因になり、においはかなりのマイナス印象だから。
  • 床はトイレの裏の方まで綺麗に。裏と言っても角度的に見えるからです。
  • 便座も裏表綺麗に拭く。
【換気扇の清掃】

月に1回清掃日を決め必ず行うこと。
店内にあるすべての換気扇が対象。
ほこりがたまっている状態は見栄えが悪いです。

【エアコンの清掃】

月に一回清掃日を決め必ず行うこと。
埃だらけで見栄えが悪いのもそうですが、エアコンの効き目にも影響します。

換気扇でも言えますが、「汚れてから」という目安だと必ずひどいことになる。

埃の度合い関係なく、日を決めて必ず行うようにする。

サロンワーク中の施術準備や片付け

【床掃き】
  • 床はもちろんセット椅子の土台部分にも残さない。
  • カット後のカラーやパーマへの切り替わり時は必ず綺麗に履いてから次の施術に移る。
    忙しくても毛をそのままで次の施術は決してしない。滑ってお客様に手をつく事故もあるため。
  • お客様が通りになりそうな時は優先して毛を掃く。
【クロス】
  • クロスはワゴンに引っ掛けたり、たたんで置くのも絶対にNG。(ワゴンはカラーが付いている可能性があり、それを使用して服に着いた事例があるため)
  • 使い終わったクロスは、他のスタイリストが使ったものでもなるべく早く片付ける。
【シャンプークロス】

使い終わったらその場で拭くこと。濡れていると次に使う人が気持ち悪いから。
首元に冷たくビチャっとしたものが付くのを想像してみてください。
後頭部の部分も濡れているとショートや毛量のない方はビチャっと感じる。

  • 首の内側とタグを念入りに拭く(最重要。)
  • 後頭部の部分も拭く。
  • ビラビラの内側も拭く(自然乾燥すると臭いの原因になる場所)

これは不快系の中でも結構上位、マイナスポイントとしても高いので気をつけてください。

【ひざ掛け】
  • 膝掛けがぐちゃぐちゃに置いている場合は気づいた人が畳む。
  • 定期的に洗濯する
【シャンプー台】
  • ゴミ箱が溢れ返ってお客様から見える状態にはしない。定期的に捨てるか、忙しくて無理なら押し込んで見えなくすること。
  • タオルも同じ。バケツからあふれていたり、はみ出ているとだらしなく見えるので気を付ける。
  • 使用後髪の毛だらけ、泡だらけのまま移動しない。流して移動すること。
  • シャンプー台にご案内時、座る前に水滴があったらお待ちいただいて拭いてから座ってもらうこと。

※これらは使用者本人が気を付けるべきだが、気づいた人がその時やるようにも心がける。

【洗い物】
  • カップや刷毛は忙しい時でも綺麗に洗う。特に刷毛にはカラーなど残りやすい。次の施術のクオリティのためにも意識すること。カラーが混じったり、カラーにストレートが混じったりしてしまうため。

〈カラーしなくてもかぶれる?〉
カラーの残ったカップや刷毛で、ジアミンアレルギーのお客様にストレートをしてかぶれた事例は多くあり。ひどい方は1週間以上顔がかぶれ、精神的苦痛も与えます。

こちらの管理体制でその様なことを招く。
裁判沙汰にもなりかねないのでしっかり丁寧に洗うこと。
営業中に忙しくて丁寧に洗えないなら買い足せばいいだけ。あいた時間で綺麗に洗ってください。

【整理整頓】
  • 受付周辺は常に整理整頓をすること。お客様からもよく見える場所で散らかりやすい場所。
  • ワゴンの上に不要なカップやタオルがある時はすぐに片付けること。
    「仕事が雑」な印象を与えてしまう。サロンワーク中でも整理整頓を心がけて下さい。

特に新規の方は不安と期待でいろんなところに注意が向いています。

「掃除が雑=仕事が雑」と感じられてしまう。リピートにも影響する。

お客様の評価は、期待している100点満点から減点方式。

こんなことで失客したら勿体無いので閉店後の片付けも含めてしっかり意識すること。

お客様が過ごしやすいための配慮

会話について(※重要)

「美容師 会話」で検索するとわかるが、結構ストレスに感じている方は多い。

理由として、

  • 中身のないどうでもいい話に付き合うの面倒
  • 若くてキャピキャピした会話が疲れる
  • 気を遣って話すのが疲れる
  • プライベートをあまり聞かれたくない
  • 会話が苦手だから美容院が嫌い

というもの。

Pregoはそのような方のためにこちらから積極的に世間話しをしないことで、会話へのストレスのない環境を価値にしている。その価値を求めて来店される方は多い。
※髪に関係する質問や会話は積極的にする

【大切なこと】

全員が会話したくないわけではないから、”こちらから積極的にしない”というポジションにしている。

話しかけられたら楽しくおもてなしの会話をする。接客業ということを忘れず、自分の話ばかりしないように。

気持ちよく話して帰ってもらう。

会話の内容について
  • こちらから世間話を始めない
    「こちらからなんの前触れもなくいきなりしない」という意味。お客様からの世間話は広げたり深堀して聞く側に徹しておもてなす。
  • プライベートな質問はしない
    特にセンシティブなものは注意(結婚、家族、恋人、仕事、家など他にも)
    慣れてきたときに気を緩めない。
  • 髪の提案のために必要な質問は別
    これは責任もってお話しする。相手の聞く姿勢は尊重する。
    髪の話をするための導入がプライベートな内容なら、最初に聞きたい目的を伝えると誤解がない。
  • 沈黙に気を使う必要はない
    目をつぶっている、雑誌やスマホを見ている場合は特に気にする必要はない。
  • 話したそうにしている人には?
    「会話へのお約束」をお客様側からも話してはいけない?と気を遣っている方もいる。
    まず髪に関する話をしてみる。
    ここでどうでもいい世間話をしないのがポイント。そのような方はその合間にプライベートな話をするのでその時は臨機応変に対応すればいい。
  • 会話のお約束が合わず失客するのは仕方ない
    髪の提案や質問、自分の話ばかりしない、プライベートなことは聞かない、話したそうな人への配慮、ここまでできて失客したのならそれは仕方ないものとする。
    そのような方は「美容師は楽しい会話も仕事」と思っている人たちで、そのようなサービスは提供していないサロンのため。
  • シャンプー台ではできるだけ話さない
    相手が話してきても小さい声で受け応えすることで会話を収束に向かわせる。
    隣にリラックスしたいお客様がいた場合非常に迷惑になるため。
    隣にいなくても習慣化させないために気を付ける。
【会話のボリューム】
  • 大きい声の方につられないこと
    大きい声で話す方につられてこちらも大きくなりがち。二人で大きいな声だと静かに過ごしたい方がいたらかなり不愉快。
    こちらが抑えたトーンで受け答えしていればほとんどの方はボリュームを下げてくれる。
  • あまりにもうるさい方はボリュームダウンを促す(※必須)
    一時的な場合は除く。ずっとうるさい場合は早めに促す。それが理由で失客しても仕方ない。
    どんな常連さんでも、多くお金を使ってくれる方でも関係ない。他のお客様も見ているので約束事は守る姿勢。もちろん伝え方は申し訳なさそうに、お願いするように言う。
  • スタッフの笑い声がうるさいのは最悪
    これは言うまでもない
  • 耳の遠い方は別
    大きい声で、何回も聞き直されないようにお話ししてあげる。話し方や状況を見れば周りの方は理解してくれる。

環境への配慮

【エアコンの温度調整】

朝、昼、夕方で気温は変わる。季節の変わり目は特に。朝の設定では昼が暑かったり、昼に下げたままだと夕方寒かったりします。
その逆も含め1年中必要。

  • じっと座っているお客様は動いているスタイリストと感じ方は違う。
  • 立っているスタイリストと座っているお客様では風の当たり方や温度帯が違う
  • クロスをしているとスタイリストより暑く感じる。
  • 一人のお客様の意見に偏らない。他のお客様は違う場合もあるから平均的な調整。
  • スタイリストは衣類で調整し、お客様を優先して調整をする
  • ウェットカットやパーマで濡れている手が冷たいときは大体寒い
【寒そうな時】

エアコンが苦手な方、寒い季節、入り口側、1年通して寒そうな状況はあります。そのような状況と感じた時は膝掛けをお使いになるかのお声がけを忘れないように。

【暑そうな時、汗をかいている時】
  • タオルをお渡しする
    急いでご来店して汗が止まらずハンカチもお持ちでない場合は、綺麗なタオルを「よろしければお使いください」とお渡しする。
  • クロスを外す
    放置時間で暑そうな時はクロスを外すかの確認。特にパーマクロスは暑い。STアイロンの時なども必要ない。
  • 涼しい席に移動もあり
【雨のご来店時】
  • 傘を畳んだ際に手が濡れてしまっていたらタオルを渡すこと。
  • バック、上着はある程度拭いてからクロークにしまうこと。他の方の荷物への影響も含めて。

雨の日の受付にはタオルを何枚か置いておくようにすれば取りに行かなくて済む。

【音楽】
  • NGな音楽
    明るい曲調でもいいが、若すぎるノリノリな音楽はNG。
    重低音がすごい音楽。
  • 音量が大きすぎるのはNG
    スピーカー下の席の音量で判断する
  • 途中で切れてしまった時
    何らかの理由で途中で止まってしまった時はなるべく早く復旧する。自分ができない場合は周りに依頼する。会話もせずシーンとするのはお客様的に気まずく、居辛さに直結するため。
【髪の毛の中を絶対に歩かせない】

シャンプー台への移動や、お会計時の受付への移動の際、その通路に避けて通れないレベルの髪の毛がある場合は絶対に履いてから誘導すること。気持ちいいものではないし、転んで怪我をするリスクが高いため。

お声がけ

【いらっしゃいませ】
  • 気付いたスタッフがいち早くお声がけする。
  • 大声でいう必要はない。
  • 必ずしも全員で言う必要はない。
  • お客様のために言うが、対応できるスタッフに知らせるためでもあるので両者に聞こえる程度でいい。
【「お願いします」はお客様に気づかれないように配慮】
  1. お客様が来店したことを担当に伝える「お願いします」
  2. ヘルプの交代の際に言う「お願いします」

主に以上の二つがあるが、大きな声での「お願いします!」「はい!」はデメリットしかないのでPregoでは行わない。理由は、

  • 急ぎづらくなる
    初めから時間配分を考えてスピーディーにしている仕事自体も「急がれて手を抜かれていないかな?」という疑念を持たれてしまうから。言われてから急に急ぐのはこれ以前に論外。
  • こちら都合で施術の順番を変えづらい
    重なり具合によって今すぐできることでも「前髪のカットは最後にバランス見てやります」と何かしら理由をつけて順番を変えることはありますよね?
    これも、「お願いします!」「はい!」のやり取りの後に言ったらこじつけた胡散臭い理由に聞こえてしまうから。

この「お願いします」の目的は、相手に「終わった」「来店した」が伝えること。
だからお客様に聞こえる声でやり取りするのはデメリットだけ。
視界に入る位置で軽く会釈するだけでも終わったことに気付く。

もちろんそれに対してスタイリストは無反応でいい。

最終的にはお客様が気持ちよく過ごせるための配慮

受付とご案内

お客様の「ご来店」→「お荷物受け取り」→「ご案内」の流れとポイントごとの注意点を説明します。

ご来店

【「いらっしゃいませ」のお声がけについて】

いち早く「いらっしゃいませ」と言い、早く対応に当たること

  • 放置されていると思われないため
  • 受付が見えてないスタッフに気付かせ、早く対応にあたらせるため(気づく声の大きさ)
  • 全員が活気よく大声でいう必要はない。うるさいので。

【急いで対応する】

  • お客様が放置された感じにならないように
  • バックルームスタッフに気づいた様子がない場合は自分で対応に回るか、「すぐにスタッフが参りますのでお掛けになってお待ちください」と伝え、即座にバックルームのスタッフに知らせること(※お客様の声がけなしに知らせに行かない
  • 自分が対応に当たる順番でも、施術状況的に無理な場合は「お願いします」と他スタッフに伝える。即座に。
  • 担当しているお客様から離れる際は「すいません、少々お待ちください」と一声必ずかける(※慣れると忘れがち!
  • カラー塗布中に対応に当たる際は、エプロンと手袋を必ず外してから対応。それでも手や服にカラーがついてないかしっかり確認。服や荷物にカラーが付くと落ちないから弁償するしかない。
  • 全員がすぐに対応困難で受付で放置されそうな場合は、近くのスタッフが「すぐに参りますのでお掛けになって少々お待ちください」と待ち合いでお待ちいただく。
    絶対に荷物を預からないといけないわけではない。立ったまま待たせるのが絶対NGなので、そうじゃなければひとまずお掛けいただくこともあり(※一時的な時間稼ぎなのですぐに誰かが対応に当たること

とにかくお客様が少しでも放置状態にならないように全員で何らかの対応を早急にすること

【全員接客中の対応スタッフ優先順位の目安】※電話対応も

全員接客中の場合、「誰が対応する?」みたいな空気になる場面もある。

これに対して一つ言えることは、アシスタントやスタイリスト、役職は全く関係ない。

見るのはお客様側。特定の方ばかり待たされない状況を全員が判断することが大切。

なので、全員が施術中の場合の技術別優先順位の目安を記載。これらをもとに現場の状況で均等にお待たせするように臨機応変に対応する。
下位に行くにつれて後回しに。

  1. 下記以外の施術
  2. カラー塗布中
  3. マッサージ中
  4. 2液塗布中(エステ、縮毛矯正、デジパー、パーマ)
  5. ヘッドスパ中(スパニスト含む)
  6. シャンプー中
  7. 1液塗布中(エステ、縮毛矯正、デジパー、パーマ)

これは目安であって絶対的なルールではない。

シャンプー中でも周りの対応回数によっては出る必要もある。

ご案内までに待たせてしまっている方や、施術の内容、電話対応で何度か離れている場合など
あらゆる背景があるため一概にはルール化は出来ない。

    「急ぎたい」お客様の場合は電話や受付で離れない方がいいのか?

    結論、多少配慮するが基本平等。
    ただしそれは、
    ・入客前に待たせていないこと
    ・ちゃんと通常の時間通りに終わる場合
    ・予約段階で約束した時間にちゃんと終わる場合

    そうでない場合はもう少し配慮するがその度合いは現場の状況で判断してもらう。

    ちなみにこれらを覚えて現場で瞬時に対応することは難しい。

    これをあえて書いた理由は、営業後などでわだかまりのない話し合いの参考にしてもらうため。それらを重ねてお客さまにご迷惑をかけない円滑なサロンワークにしてください。
    これを気にしすぎて判断が遅くなるよりも、間違ってもいいから早めに対応することの方が大切

    受付

    スマホの場合は横画面が見やすい

    一番上の流れ(赤の上段)基本的な流れになっている。

    そのあとの流れなど考慮してワードチョイスしているので、同じワードを使うとスムーズ。

    受付時の注意点

    【迷ってもお客さまを不安にさせない

    最初は顔と名前が一致せず、ご来店された方が予約か飛び込みかわからなくなっても絶対にわからない感じを出さない。絶対にお客さまを立たせたまま迷わない。予約が入っていたのか不安にさせてしまう。さっぱり分かってなくてもベテランの立ち振る舞いは意識。
    ▶︎わからなくなったらとりあえず待ち合いかセット面へに掛けていただく。そうすればゆとりを持って考えられる。

    【荷物のチャックが開いていたら確認する

    チャックが空いたままお渡しされる方も。トラブルの原因はなるべく無くしたいので、お客さまに締めていただくか確認してからお預かりする。「締めてください」という必要はない。「締めますか?」のやり取りだけでも、最初から空いていたことを認識してもらえるから。

    【荷物と上着はいっぺんに預かる

    一回ずつクロークに入れて往復しないで、一回で全部預かりそのままセット面へ。
    無理な場合は別。
    セット面へのご案内は荷物を持ちながら。雑に持って見えない様に心がける。

    【静電気が起こるのはこちらの責任

    荷物預かりの際、手と手が近づき過ぎない様に預かれば静電気で不快な思いを与えないで済む。これはこちらで意識するべきこと。荷物が不安定になって落としそうな場合は仕方ないが。

    【荷物にカラーが付かない様細心の注意

    荷物と上着を持ったままセット面へご案内する場合、通路途中のワゴンに要注意。
    ワゴン自体にカラーがついている可能性がある。またワゴンの上のカラーカップに使い終わったハケが入っている場合、そのテール部分が飛び出しているので荷物や服が当たってしまいカラーがついてしまう事故が多い。

    【荷物の置き方

    • 精密機器(PCなど)が入っている場合もあり。落ちたり倒れたりしない様に置くこと。
    • 荷物をおく場所に毛やホコリが溜まりやすい。荷物に付着しないよう発見したらタオルで拭いてから置くこと。タオルを一枚クロークに入れておくといい。
    • 他の荷物を重ねないこと。
    • 荷物の一部がクロークからはみ出すことがない様に置くこと(リュックのベルトなど)

    【上着のかけ方】

    • 袖がひっくり返っている時は戻してからかけること。
    • 途中で落ちない様にかけること。ゆったり目で落ちやすいものは工夫して落ちない様にすること。
    • 小さいショルダーバックも一緒にハンガーにかける際には襟を潰したりしない様に注意すること。

    【セット面に座ってもらう時は支える

    セット面を回して座ってもらう際、特にお年寄りは肘掛けに手を付きながら座る方が多い。この時に椅子をロックしていても支えていないと回ってしまった場合に転んでしまう恐れがある。
    足置きに乗る方もいて、この場合は椅子が不安定になる。

    【セット面の椅子は真っ直ぐ正面に向ける

    セット面へのご案内時、椅子を回して座ってもらい、正面に向ける際に微妙に曲がったまま気づかない人もいる。〈雑=仕事も雑〉というイメージを持たれる場合が多いので気を付ける。

    【新規カルテは基本任意

    新規カルテを書いてもらう際の言い方として、理由と任意であることを伝えてお願いする。
    「カルテを作らせていただきますので、差し支えのないところのご記入をお願いします。」

     各メニューの流れ

    ここではPregoが提供するメニューの説明と、準備から仕上げまでの流れを説明します。先にカラーやパーマの流れで出てくるPPTや中間処理の説明からしていきます。

    Pregoの価格表はこちらで確認。

    [前処理]

    • リトルサイエンティスト社の三種混合原液とβレイヤーミスト(以下ミスト)を混ぜて作ったPPTと呼ばれるものを先に塗布。
    • 次に特トリというトリートメントを塗布。

    これ単体の料金はなく、全て施術の価格に含まれる。

    〈PPTの目的〉
    薬剤からの保護、色持ち、パーマの持ちなどの持続力向上。

    〈PPTの塗布量〉
    薬剤を塗布する部分全てに、髪一本一本にしっかり浸透するくらい塗布し。
    目安はちょっとしたたる程度。ボタボタ落ちる直前。
    ボタボタ落ちると言うことは髪にもう入らない分ということなので多すぎ。
    毛量が多い方は、先に水スプレーで全体的に水分を含ませてからPPT塗布。
    ※慣れてくると目的のためではなく工程としてやる人が多いので、ちゃんと意味のある仕事をする

    〈特トリの用量〉
    肩くらいのレングスで、両サイドと、バック縦横4等分に分けた6ブロックで考えた場合。
    指1本の第一関節まで入れて出した時に指についているくらいが1ブロック分。
    この少量を手ぐしで縦横斜めで満遍なく塗布。1ブロックずつ。
    6ブロック終わったら、目が荒過ぎないコームで縦横とかしてしっかり馴染ませる。
    もう少し長かったり、多毛の場合は2本指で取る。などしてこれを基準に考えつつ現場の先輩スタッフの塗布量を見る。

    あまり多めにやると1液が減力してしまうので注意。

    [中間処理]

    中間処理を行うメニューは、コールドパーマ、デジタルパーマ、髪質改善縮毛矯正、髪質改善エステの4つ。コールドパーマだけやり方が違う。

    コールドパーマの中間処理

    〈工程〉
    ミストを2液の直前にロッドが巻かれた髪に塗布する。そのまますぐに2液

    〈効果〉
    アルカリを含む1液は、髪の道であるCMCを破壊しながら深部に入る。CMCがそのままだと、パーマが取れやすかったり、カラーの色が早く抜ける。そのため2液直前にCMCを含むミストで途中回復させてから2液で結合することで、パーマの持ちと手触りが良くなる。※流れ作業でやらないこと

    〈用量〉
    ガンスプレーに入っているので、ロッド1本に2プッシュ。左右にやる。
    いきなりやると冷たくてびっくりするので「中間のトリートメントをしますがちょっと冷たいかもしれません」と前置きを必ず入れる。
    感覚的に、9ミリ以下は少し距離離せば1プッシュでまかなえるし、もっと細くなってくれば離して塗布すると数本に当たるのでその辺はちゃんと塗布されていれば臨機応変に。

    コールドパーマ以外の中間処理

    〈工程〉
    デジタルパーマ、髪質改善エステ、髪質改善縮毛矯正の熱処理前に行う。

    1液を水洗後、よくタオルドライ、セット面で濡れた髪のままミストと特トリを順番に塗布。

    〈ミストの用量〉
    感覚的に前処理の2/3くらい。
    ダックカールを使わず下からパネルをめくりながら、少し離して中から毛先に吹き付けていく。
    荒目以外のコームで縦横斜めよく梳かす。

    ※ミストは床につくと物凄く滑るので注意。お客様が転ぶだけでなくこちらも作業中に転んだ際にお客さまに持たれる可能性もあるので注意。離れたところから塗布しない。

    〈特トリの用量〉
    デジパーは前処理の半分から2/3くらい。
    エステ、縮毛矯正は半分くらい。アイロンのためにドライをするので多いと乾かなくなり、そのままアイロンを入れると蒸気がすごいため。特トリは油分なので多いと乾かない。
    気になる部分は前処理でしっかり目にやっているのでOK。気持ち多くする分はOK

    [カット]

    カットの流れ

    【基本フロー

    1. ツーシャン、コンデ
      • タオルドライ前に首にホットタオル
      • セット面に戻る際ダックカールで止まらないフェイスラインの髪があるならタオルターバンする
      • タオルターバンもダックカールも必要のない方の場合は髪が爆発している状態のまま歩かせないように落ち着かせてから誘導する。
    2. カット、ドライカット(必要なら)
    3. 流し(必要なら)
    4. マッサージ(ある店舗のみ)
    5. ブロー&スタイリング

    【流しなし】

    1. ツーシャン、コンデ
      • ホットタオル
    2. カット、ドライカット
    3. ブロー
    4. 冷風で隅々までしっかり毛を飛ばす
      • 一本も落ちない様になるまで念入りに

    予約状況的に先にウェット、カット後にシャンプーもあり。
    ただしそれは、カット後に必ず流すショートスタイルの場合が有効。
    理由はドライカット後に流さない場合、ウェット分とドライ1回分の時間が余計な時間がかかってしまうため。ドライカット後に流さないでもいい場合は先にシャンプーするのがスムーズ。
    絶対ではないので予約状況を見て臨機応変に構成する。

    • ホットタオルは手首で温度測って熱すぎない様に
    • 毛を飛ばすのは冷風で。ブロー後に熱風ではオーバードライになる
    • お顔の毛はこまめに払う。最後にまとめてはこちら都合なだけ。不快な時間を少なく配慮。
    • 毛を流さないで仕上げることを当たり前と思わないこと。違和感を感じる方もいるので、その方が帰宅後に毛がパラパラ落ちてきたら「やっぱり流さないからだ」となってしまう。念入りに生え際隅々まで飛ばす。ドライヤーを勢いよく振っても意味はない、飛ばす側の手をしっかり振る。
    • 最後は首周り毛もしっかり払う。服の中に入らないよう慎重に丁寧に。

    [カラー]

    ヘアカラー、香草カラー、マニュキュアの3種取り扱い。

    リタッチのみと毛先までで料金が分かれていて工程も若干違う。

    ヘアカラー(オーガニックカラーヴィラロドラ)の流れ

    〈オールで刺激軽減ジェル使用の場合〉

    1. 襟ガードのラップする
    2. カラークロスする(首タオルは茶)
    3. 肩タオル(黒)をして前でダッカール留め
    4. フェイスクリーム塗布
    5. イヤーキャップ
    6. 刺激軽減ジェルをされる方はここで
    7. PPT塗布(リタッチ時は無し)
    8. 根元塗布
    9. 毛先塗布
    10. 生え際にはみ出すぎた部分を拭く
      • クリーム拭きすぎ注意。皮膚染まるため
    11. 生え際ペーパー(必要であれば)
    12. ラップ
    13. タオルターバン
    14. 20分放置(リタッチは25分放置)
    15. ヴィラロドラのシャンプートリートメントで洗う
    16. キトサンを髪全体に塗布して流す
    17. 首にホットタオル入れてタオルドライ
    18. セット面でマッサージ
    19. オイルつけてブロー&スタイリング

    〈フェイスクリームを侮らない〉
    いままで入社したほとんどの方が流れ作業になっていて、塗る目的を果たせていません。一回注意しても直らないくらい流れ作業扱いが癖になっている。

    クリームは髪についてもちゃんと染まる。だから多少オーバーラップしながら、あらゆる生え際に合わせて、一定の幅でしっかり塗布する。生え際との隙間を開けてはいけません。そこが染まります。特に剃り込み部分は多彩な生え際のため注意。
    ここまでいう理由は、リムーバーでは完全に落ちないから。
    クリームが完璧ならかなり予防できる。それはお客さま的にもいいし、こちらの時間短縮にもなる。

    〈ペーパーやラップも一緒〉
    貼る作業そのものが目的になってしまい、埋もれさせる目的が果たされていないことがあります。これは、ペーパー貼る時間を無駄に使っただけの仕事をしたまでです。
    逆に、しっかり抑えようとして「ぶにっ」とカラーが押し出され、顔側に大量のカラーがついて染まってしまう場合にも注意。目的とリスクを考えて思考のある仕事をして下さい

    香草カラーの流れ

    1. 襟ガードのラップする
    2. ワンシャン
      • 必要なら。マニキュアほど必須じゃない
      • セット面に戻る際ダックカールで止まらないフェイスラインの髪があるならタオルターバンする
    3. カラークロスする(首タオルは茶)
    4. 肩タオル(黒)をして前でダッカール留め
    5. フェイスクリーム塗布
    6. イヤーキャップ
    7. 刺激軽減ジェルをされる方はここで
    8. 根元塗布
    9. 毛先塗布
    10. 生え際はみ出すぎた部分を拭く
      • クリーム拭きすぎ注意。皮膚染まる。
    11. 生え際一周ペーパー
    12. ラップ
    13. タオルターバン
    14. 加温15〜20分放置
    15. ラップ外して空気酸化5分
    16. シャンプー〜仕上げ
    • 塗布量はヘナと同じ様にしっかり盛って塗る
    • ペーパーは抑える以外にもタレない目的もあり。加温すると緩くなりタレることがある。下向いて雑誌読んでいたり、寝ていたりすると特に。そのためペーパーを余りなく貼ると、漏れやすいので少し余らして貼る。耳上でタレて耳に入ったことのある方もいるのでタレない様に意識して。

    マニキュアの流れ

    1. 襟ガードのラップする
    2. ワンシャン
      • セット面に戻る際ダックカールで止まらないフェイスラインの髪があるならタオルターバンする
    3. カラークロスする(首タオルは茶)
    4. 肩タオル(黒)をして前でダッカール留め
    5. フェイスクリーム塗布
      • 髪に着きすぎ注意
    6. イヤーキャップ
    7. 根元塗布
    8. 毛先塗布
    9. 生え際はみ出すぎた部分を拭く
    10. ラップ
    11. タオルターバン(フワッと)
    12. ラップ外してクーリング5分
    13. シャンプー〜仕上げ

    ワンシャンはマニキュアを弾かない様にするのが目的なので、よく見える顔まわりも洗う様に。「ワンシャン=さっと」という感覚だけでやると意味のない無駄なワンシャンになるので注意。

    [パーマ]

    パーマ関係は、通常のコールドパーマと、コスメデジタルパーマと、トップふんわりパーマと、ポイントパーマがある。

    • ワンシャン込み
    • 他店では別料金の事前のトリートメントが込み
    • 途中でもトリートメントでケアを入れる
    • コスメ系の髪に優しい薬剤
    • 髪質改善エステの特許トリートメントも使用
    • 2週間以内のお直し補償付き

    しっかりこの様な髪に優しい価値を最初のカウンセリングで説明することで、価格に対する価値が技術だけになりすぎず、リピートに繋げやすい。新規への価値提供だけでなく、初めてPregoでパーマをやる方も対象

    パーマ(髪質改善エステ配合)の流れ

    髪質改善エステの特許トリートメントを薬剤に配合する今までにないケア手法のパーマ。特徴としてはつるんっとした手触りの感じを売りにできるくらい実感できるので、カウンセリングで伝えて、アフターカウンセリングでは触ってもらって実感を促す流れを忘れない

    1. ワンシャン
      • 擦りすぎないが簡単すぎない※
      • セット面に戻る際ダックカールで止まらないフェイスラインの髪があるならタオルターバンする
    2. セット面でパーマクロス
    3. 先にカット
    4. カット後に肩タオル(黒)
    5. イヤーキャップ
    6. 刺激軽減ジェルをされる方はここで
    7. PPT、特トリ塗布
    8. ワインディング
    9. 挿しピン、タオルターバン
    10. 1液塗布、キャップ
    11. 2液塗布
      • ブロム酸かオキシ
      • 5分×2
      • 2回目塗布の前にターバンチェンジ必須
    12. アウト
    13. 流し
      • 流し→キトサン→コンディショナー→流し
    14. セット面でマッサージ(店舗による)
    15. ドライ、仕上げ

    コスメデジタルパーマの流れ

    1. ワンシャン
      • 擦りすぎないが簡単すぎない※
      • セット面に戻る際ダックカールで止まらないフェイスラインの髪があるならタオルターバンする
    2. セット面でパーマクロス
    3. 先にカット
    4. カット後に肩タオル(黒)
    5. イヤーキャップ
    6. PPT、特トリ塗布
    7. 1液塗布
    8. チェックロッド巻いてラップ、タオルターバンで放置
    9. チェック後流し
      • 流しのみ
      • 1液でコスメ以外使用してたらSTつけて流し
    10. セット面で中間処理
      • ミスト+特トリ
    11. ワインディング
    12. 断熱材入れてコード繋いで加温
      • 〈基本設定〉コースはスペシャルで90度で10分。ほぼこれでOK
      • 機械側の電気の点灯数とロッドの数が一致してるか確認※
    13. タイム鳴ったら断熱材外し、冷風で冷ます
    14. タオルターバン、受け皿つけて2液
      • チェックなしでそのまま中和
      • 乾いていて、厚めに巻いているので多めに塗布
      • コスメ、NA使用時はブロム酸。
      • ST系使用時はOXの選択肢も※
      • 5分×2回
    15. アウトして流し
      • 流し→キトサン→コンディショナー→流し
    16. セット面でマッサージ(店舗による)
    17. ドライ、仕上げ

    [トップふんわりパーマの流れ]

    1. ワンシャン
      • 擦りすぎないが簡単すぎない※
      • セット面に戻る際ダックカールで止まらないフェイスラインの髪があるならタオルターバンする
    2. セット面でパーマクロス
    3. カットは先でも後でもOK
    4. 肩タオル(黒)
    5. イヤーキャップ
    6. PPT、特トリ塗布
    7. ワインディング
    8. ターバン
    9. 1液塗布(根本のみ)
    10. キャップして放置
    11. チェック後中和
      • 5分×2回
      • 2回目の前にターバンチェンジ
    12. アウトして流し
      • 流し→キトサン→コンデ→流し
    13. セット面でマッサージ(店舗による)
    14. ドライ〜仕上げ

    [髪質改善エステ]

    サロンごとに扱う商材も工程も全く異なる髪質改善エステ。流行りに便乗してただのトリートメントだったり、縮毛矯正が絡んでいたりと反則スレスレのものもある中、Pregoの髪質改善エステは90%がトリートメント成分。そのうちの半分は、髪への結合を可能にした特許取得のトリートメントを使用。
    10%だけ使う還元剤は、そのトリートメントを髪に結合させるためのもの。
    その副産物的効果で髪の形状を変えることができます。

    どんな癖毛もみんな同じ真っ直ぐにするために薬の強弱をコントロールするストレートとは違います。

    髪質改善エステの持っているパワーの範囲内で変われるところまで変わるもの。強い癖毛なら中くらい、注くらいなら弱目の癖毛というように。
    だから対象は、ストレートで真っ直ぐにしたいわけではないのに、「もう少しまとまりやすくしたい」「綺麗になりたい」と相談するといつもストレートの提案をされて諦めている方になります。

    髪質改善エステの流れ

    1. 先にトリートメントを作り10分タイマー入れる
      • 基本はリノベータークリーム:エマルジョン(1:1)のものを10としてアクチベータを1の10:1の配合
      • 毛先など2カップで行う場合や減力が必要な時は30:1や50:1も
      • よく混ぜる
    2. ワンシャン
    3. セット面でPPT、特トリ
    4. 10分経過していたらトリートメント塗布
    5. 放置(10分か15分の2択)
    6. ノーチェックで流し
      • 流しのみ
    7. セット面で中間処理
      • ミスト+特トリ
    8. 完全ドライ
    9. アイロン
      • 入れ具合は縮毛の半分くらいの時間
      • 根元は何回かやったあとその先は2スルー程度
    10. 2剤
      • ※お客様には2つ目のトリートメントと表現
      • ブロム酸使用
      • 10分一択
    11. 流し
      • 流し→エマルジョン→流し
    12. セット面マッサージ
    13. ドライ〜仕上げ

    [髪質改善縮毛矯正]

    髪質改善エステに使用する結合型特許トリートメント「リノベータークリーム」を併用して行う縮毛矯正。

    工程は今までの縮毛矯正と一緒でも、ただリノベータークリームを使用するだけで今までにない質感の縮毛矯正になります。還元剤に反応して髪に結合するトリートメントだからです。

    また、すでに縮毛矯正をされている部分に関しては、髪質改善エステの30:1か50:1で対応。毛先は髪質改善エステのしなやかで柔らかい仕上がりになるのも売りです。

    これらの価値をしっかりと伝える様にし、アフターカウンセリングでは見て触ってもらって実感してもらいましょう。

    髪質改善縮毛矯正の流れ

    1. ワンシャン(必要なければしないで中間水洗の時する)
    2. セット面でPPT、特トリ
    3. 1液塗布、放置
    4. チェック後流し
      • 流し→ワンシャン→流し→ST(※1)→流し
      • タオルドライはかなりしっかり
    5. セット面で中間処理
      • ミスト+特トリ
    6. 完全ドライ
    7. アイロン
    8. 2剤
      • OXは5分、ブロムは10分
      • 毛先エステの場合はブロム推奨(※2)
    9. 流し
    10. シャンプー台でローダメージケアトリートメント
      • よく水気切って0塗布→1塗布→しっとりorサラサラ塗布→よく梳かして揉み込んでから流し
    11. セット面マッサージ
    12. ドライ〜仕上げ
    1. STはキトサンを薄めたもの。縮毛矯正の薬剤は高アルカリのため、そのまま2液塗布すると熱を発生してそれが髪に良くない。薄めた酸性のSTを生え際、しっかり塗布してよく行き渡らせることで、アルカリの状態から少し下げることができ、負担が少なくなる。なんとなくやると甘くなりがちなフェイスライン、もみあげ、ネープの生え際など、ギリギリから一本も残さずしっかりやること。一番傷みやすいところでもあるから。
    2. 高アルカリ状態にブロム酸をやるとかなりビシッと決まる感じにはなるが、エステに対してOX使用したときのふわふわした感じより美髪を実感してもらいやすいのでブロムを推奨している。とは言っても昔のペタッとした感じには決してならないので。

    [マイクロバブル]

    世界各国で特許を取得した医療機器が発生させるマイクロバブルを使用して、頭皮や顔の毛穴のディープクレンジングと、静脈瘤も改善するほどの血行促進効果を得られるケア。

    • 将来的な髪の衰えのケア
    • カラー後の残留カラー除去で将来のケア
    • お顔のトーンアップ効果
    • お顔のリフトアップ効果
    • 黒ずみの軽減効果

    などの年齢とともに感じる不安を解決します。

    詳細はこちらのマイクロバブルページを参照

    頭マイクロバブルの流れ

    1. マイクロバブルのお湯を溜めておく
    2. マイクロスコープでカウンセリング
      • 汚れ具合を確認
      • タブレットで写真を取っておく
    3. マイクロバブルのシャンプー台へ
    4. ワンシャン
    5. マイクロバブル10分掛け流し
    6. 2シャン目、コンデ
    7. セット面でマッサージ
    8. ドライ〜仕上げ

    カットやカラーなどによって一部順番が変わりますが施術の順番は変わらない

    使用する商材について

    カラー関係

    カラーに関する商材の説明

    カラー剤

    オーガニック認証カラーのヴィラロドラ使用。

    【提供する価値】

    • こまめに染める白髪染めに対する頭皮負担への不安解消
    • こまめな白髪染めによる髪のダメージへの不安解消
    • 都心部のヴィラロドラの料金に比べたら割安
    • 髪と頭皮に優しいのにちゃんと染まり、色持ちよく、色も豊富

    詳しくはこちらのヴィラロドラページを参照

    新規の方にはカウンセリングでこれらの価値をしっかりと言葉にして伝える

    【使い方や特徴】

    • 基本的には通常のグレイカラーと同じ。
    • グレイカラーなのでブラウンがベース
    • ヴィラロドラのナチュラルブラウン(NB)は濃いブラウンのため赤みを感じやすい
      • 通常のブラウンを狙うのにはベージュブラウン(BB)を使用するといい
    • 6%ではなく5.5%が用意されている
      • トーンアップ8Lv以上の場合は6%を使用するといい
    • やや緩いので、しっかり溜めて塗る様に
    • 25分から30分(8Lv以上で白髪染めたい時)放置
    • 既染部の2剤はアルカリキャンセル(AC)を使用
      • あまりダウンせずに白髪は染めたい時はAC:5.5%(1:1)を使用
    • シャンプー、トリートメントはヴィラロドラのものを使用
      • 「カラー後の頭皮鎮静ケア」がこれにあたるので、初めての場合行う際に言わないと気づかれないのでしっかりアナウンスすること
    • ハニーブラウン(HB)だけは他のに比べて明るく仕上がるし、既染部や白髪への入り方が薄いのでトーンの調整が必要

    香草カラー

    【提供する価値】

    • 化学反応をさせないからダメージがほぼ0
    • 頭皮への刺激がない
      • 色素に反応する方はむず痒かったりする人もいるが
    • マニュキュアよりもしっかり根元から染まるので早く気にならない

    【使い方や特徴】

    • 香草カラー1:水4で作る
      • 水は4まで入れず10gくらい少なくするとちょうどいい硬さ
      • 水は2/3位入れてからよくかき混ぜて、それから残り入れるとダマになりづらく綺麗に混ざる
      • 水だけだと冷たいので少しお湯入れる
    • BとNがあるが、Bは抜けてきた時に赤みが結構出るため、半々か、N単品が使いやすい。
    • ヘナ同様長たっぷり塗布
    • ヘナ同様黒髪は変化しない
    • ジアミンを含むためジアミンかぶれの方は使えない

    パーマ関係

    パーマ液はボタニカル処方のもの、ヴィーガン認証のもの、コスメ認証のものなど何かしら髪や人体に優しいとされるもので揃えていることを価値としている。

    コールドパーマ液

    ボタニカルチオ

    • 一番強い薬
    • チオ単品使いの時の2液はOX
      ブロム酸は例外を除き締まりすぎて危険

    アモロス スプリーナEH

    • サロン内では「EH」と呼ばれる
    • システアミン系の中性パーマ液
    • 通常の医薬部外品登録のパーマ液とは違い、化粧品認定を通るくらいの優しさ(オーバータイムになればもちろん傷む)
    • チオ含有量が多く昔のシステアミンよりしっかりかかってくれる
    • この万能なパーマ液を中心に、Hで減力させるか、チオで強くするかを考えるとやりやすい
    • 減力も、増力も、1:1、3:1、5:1の3パターンで考えると自分の調整の軸がぶれない

    アモロス スプリーナH

    • サロン内では「H」と呼ばれる
    • スプリーナの弱め。単品で使うには結構弱い。
    • 高齢の腰のない髪で、パーマカラー毛の方に使ったり
    • 主に減力に使用することが多い
    • これ単品使いの時の2液はほぼブロム一択

    【リノベーターローション】

    • 必ずパーマ液に20%〜25%前後混ぜる
    • 髪質改善エステの効果が加わったパーマになる
    • 今までのパーマにはない手触りとリッジになる(オーバータイムで傷んだ場合除く)

    【2剤 OX】

    • ふんわり、柔らかな風合いに仕上げたい時に使用
    • 酸化時間が早い
    • 5分×2回

    【2剤 ブロム酸】

    • ブロム酸の2剤
    • チオ単品やチオ多め配合の1剤使用時には使用しない
      グリグリに締まりすぎるから。ただし、かなりかかりづらく取れやすい方には使用することで相殺してちょうど良くなることもあるが、1回目でいきなりやるのは冒険

    コスメクリーム剤

    主にコスメデジタルパーマに使用される。

    【HBスプリュース】

    • サロン内では「コスメ」と呼ばれる
    • コスメ認証のシステアミン系だがしっかりかかる
    • デジタルパーマに使用
    • かかりやすい人、傷みやすい人には強すぎる場合もある

    【ノンアルカリ(呼び名)】

    〈画像なし〉

    • サロン内では「ノンアル」「ノンアルカリ」で呼ばれる
    • ノンアルカリのコスメクリーム
    • ノンアルカリで弱いため、スプリュースでは強すぎる人に混ぜて使ったり単品で使う
    • デジパーのパーマ残り部分に使用し、スプリュースと塗り分ける

    縮毛矯正剤

    【ウェーボ ST150】

    • 一番強いチオ系の薬
    • 120と混ぜて強さをコントロールして使用
    • 120より弱めを混ぜたい時はスプリュースを混ぜてコントロール

    【ウェーボ ST120】

    • 150よりも弱め
    • 150と混ぜてコントロールにも使う
    • 減力の際はスプリュース使用

    【2剤 OX】

    【2剤 ブロム酸】

    • 1剤がチオ系単品の場合は使用不可。グリグリにかかりすぎてしまう
      稀にいる恐ろしくかかりづらく取れやすい人の場合はあえてチオ+ブロムをすることも
    • かなり緩いのでスポイトでつけてもOK
    • 刷毛の場合はお客様の顔に飛ばない様に

    髪質改善エステ

    【提供する価値】

    • ストレートの様に不自然に伸ばさない。自分の髪質を生かしながら”今より”綺麗にまとまる髪質に
    • 年々髪の衰えが気になる方はトップのボリューム気になる。そんな人は特にストレートは嫌、けれど髪質を綺麗にしたい。その様な方でもペタッとせずに綺麗になれる。
    • 毛先はツンツンしないで自然、ブローで丸みもつけられる
    • 2ヶ月半で取れてくるから地毛との境目が自然
    • 繰り返すたびにどんどん綺麗な髪質になる。
    • 詳細は髪質改善エステ特設ページを参照

    【リケラエマルジョン】

    • 髪質改善エステではリノベータークリームと1:1で使用する
    • トリートメントとしてはPregoで一番いいもの
    • 店販でも販売、一番人気
    • 洗い流さないトリートメントとしても使用可能

    【リノベータークリーム】

    • 特許取得した結合型トリートメント
    • 髪質改善エステや縮毛矯正で使用
    • 還元剤と混ざることで活性化され結合が始まる
    • つるんとした触り心地のいい手触りになるのが特徴

    【アクチベーター】

    • 髪質改善エステでのみ使用
    • チオ系の還元剤
    • トリートメントに対して10:1で混ぜる
    • 強いので1g間違うだけで仕上がりに影響する。数的でも違うので、1g単位のはかりを使用の際は気を付ける。
    目次